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世代間の負の連鎖を断ち切る
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    私の体験に限らず、戦後の日本人の家庭教育は大変な間違いがあったように思います。
    先日もある勉強会で講師の先生の幼少期の体験を話していただきました。
    その体験というのが、親には大変可愛がられて育ったものの、学童疎開があったり、道を行けばいろんなところに人間の死体があり、その死体をまたいで通ったなどど話しておられました。
    私はそのお話を聞いていて大変恐ろしいと感じました。
    なぜならば、幼少期から人間の死体が子供の身近なところに転がっていて、その死体をまたぐことが出来る感覚とは、私からすれば「異常」と言う他ありません。
    しかしこの先生は幼少期から何度も人間の死を目の当たりにされて、その時の体験が先生の人格を形成していく上で、根本にもなってきたことでしょう。
    私たちはそのような年代の親たちに育てられてきたと言う事を、決して忘れてはいけないということです。
    戦争という異常な体験を持つ親に育てられてきた私たちの年代は、親の言うことがさも正しいように子供時代から教えられてきました。
    しかしその教育の中にはかなりの矛盾点があります。
    そして私が多くの人に今声を大にして言いたい事は、日本には「悪い親」が多すぎると言うことです。
    そこから始めない限り、現代社会の問題の原因を知る事はできないと私は考えています。
    同時に日本復興と共に「無責任な大人」も多く生み出してしまいました。
    今思えば、私たちが学校教育を受けてきた恩師と呼べる方々も本当に「恩師なのか?」疑問です。
    私が過去に書きましたブログの記事で、「恩師との再会」があります。
    しかしその記事にはまだ続きがあるのです。
    私の小学生時代の恩師、玉子先生は80歳の高齢です。
    ですが、私の苦しみを知り過去に自分が私と母の間に教師として介入していればよかったのに?と後悔してくださいました。
    その後先生と幾度となく電話で話していますと、先生の口から驚く言葉が出てくるのです。
    「いくら酷い母親でも親は親だから、いつかは母親と和解をしなさいね!」と平気で私に言われるのです。
    しかしよくよく考えてみると、そう思うのであれば「じゃあ玉子先生が私と両親の間に立って橋渡しをするべきでは?」
    と思います。
    私がなぜ玉子先生に数十年ぶりに連絡をして苦しみを先生に吐き出したのか?
    全く理解されていない「無責任さ」にあきれてしまいます。
    悲しいことに玉子先生は、きっと何も気付いていないのでしょう。
    それだけ80歳という年齢は重ねていても、人間力として考えると自分の事しか考えられないのです。
    ではなぜ他人を思いやれないのでしょうか?
    そこには玉子先生が現実から逃げた過去があるからです。
    玉子先生は私の母校に赴任される前、結婚をされていたそうです。
    夫婦の間には一人息子さんがいたそうです。
    しかし先生の結婚生活は幸せではなく、ご主人があまりにもだらしのない人だったために離婚を決意されたそうです。
    離婚の条件としてご主人から、一人息子を置いてゆく事を言い渡されて、仕方なく先生は息子さんを手放されたそうです。
    それ以来息子さんとは二度と会うことなく、結果「息子を捨てた」という後悔で長年苦しんできたのだそうです。
    その息子さんに対して「許して欲しい」と願う思いが、私が自分の親を許すことで過去の教師としての過ちも消え、また先生が捨てた息子さんに許されるような気持ちに転嫁して、楽になりたいのでしょう。
    しかし私から言わせれば、どうして私が先生の過去までも背負わなければいけないのか?ということです。
    また玉子先生のように、息子を捨てなければいけない母親の感覚は、私には理解できません。
    どのような状況になっても母親になったのだから、たとえ夫婦関係が上手くいかず自分が楽になりたいと思っても息子を捨てる決断をするのは、私は間違っていると思います。
    私の周りにも玉子先生と同じ状況で子供を捨てて離婚している人がいます。
    彼女たちは決まって「仕方がなかった」という言葉を使います。
    そして私の前で、我が子を思い出してはさも自分が悲劇の主人公のようになります。
    私からすると「仕方がなかった」というのは言い訳であり、「自己中の身勝手」としかいいようがありません。
    自分が強ければ、母親としての自覚があれば、いくらでも選択肢があったと思います。
    現に私を含め、多くのシングルマザーは苛酷な現実と向かい合いながら、必死で子育てをし母親としての責任を果たしています。
    中には別れた夫と裁判をおこしながら我が子を自分の手で育てたいと、必死で戦っている母親の姿もあります。
    この玉子先生と私の関係はほんの一つの事例に過ぎませんが、このような関係が、現代の悪い日本を作ってきた原因の一つだと私は考えています。
    私たち現親世代が、シルバーと呼ばれている世代に責任を取らされる生き方を一日も早く気づいて、彼ら自身に責任を取ってもらわなければいけないのです。
    日銀問題や、薬害エイズ、年金流用問題他、どうして私たちの年代が問題を背負わされて責任をとる必要があるのでしょうか?
    そこをしっかりと見極め、断ち切っていかない限り、私たちの大切な子供たちがどんどん狂ってしまうのです。
    私の元にカウンセリングを受けにこられる方々の苦しみの原因は、「悪い親」と「無責任な大人」の責任を転嫁されてきた純粋な子供たちばかりなのです。
    「虐待死」事件や「放火殺人」、「親殺し」はこの辺でもうやめにしませんか?

    岡田ユキ


    投票をお願いします

    | ユキ通信 | 13:47 | comments(1) | trackbacks(1) | - | - |
    まさに、この問題が解決できれば、今までの負の連鎖が食い止められると思います。
    若かりしとはいえ玉子先生の軽率な考えか、もしくはその勇気のなさが結果的に当時の虐待を食い止めることに至らず、岡田の心に傷を残し親子関係に重大な溝をつくったのだと思います。
    現役の教職の方が、これからも、慎重に真剣に子供とその親子関係を見ていただきたいということを心からお願いしたいと思います。
    サークルダルメシアンとしても具体的に玉子先生にお願いしたいことは、岡田とご両親との仲介をしていただきたいと願います。
    親と子供の間でニュートラルな関係で介入できるのは、やはり学校の先生ではないでしょうか?
    なぜなら、市民活動や医師が介入しても親からしてみれば子供が援軍をひきつれて来たというような印象を持たせてしまいますが、今でも学校の先生という立場であれば、親は聞く耳を少しはもてるのではないでしょうか?
    垣内裕志
    | 垣内裕志(かいとひろし) | 2006/07/16 1:16 AM |










    http://blog.okadayuki.com/trackback/117
    児童虐待とSM
     事故で水死したと思われていた女の子が実は母親に突き落とされたらしいという報道には胸を痛めました。子供はもちろんかわいそうですが、我が子を愛せない母親にもまた悲惨なものがある。  この事件では児童虐待の疑惑もとりざたされていま。未成熟な親による子育て
    | マゾヒズムに花束を! | 2006/07/19 2:52 PM |